寒い季節は鍋料理の出番が多くなります。
道具類を入れている引き出しの一番下の段、
一番奥に入っているこの大きな土鍋の出番が多くなります。
とはいえ、
この1~2年で、日曜日以外の夕飯時に家族全員が揃うことが減ってきたわが家
洗い物、後片付けのが楽なこともあり、
鍋ものをするにしても、24㎝のルクルーゼや、鉄鍋を使うことが多かったのですが、
先週撮影した薬膳料理本の著書の先生のインタビュー資料を読み
撮影現場で話を聞いて、
「やっぱり土鍋っていいなぁ・・・」と
思い直しました。
本の詳細と、先生の詳しいご紹介はまた改めて。
ほんとに素敵な先生。すっかり大ファンになりました。
土鍋は使い終わったあと、しっかり乾燥させないと匂いがつくので、
すぐに引き出しに入れることができず、出し放し感が何だか嫌だったり、
濡れたままで火にかけるとひび割れの原因になるから、
お尻をぬらさないように、洗う時もぶつけないように、と気を使うので
忙しい時はちょっと面倒に思いがちでした。
でも、遠赤外線効果で煮物もご飯もほんと美味しく炊ける。
丁寧に扱わないといけない道具だからこそのゆっくりした動作。
温かい風合い。
やっぱりいい。
そう思えるのも、次女も小学生になり、
仕事はどんどん忙しくなるものの、それなりに時間と気持ちに
今までとは違った余裕ができたからかな??と思います。
いかにスピーディーに(決してレンチンの時短ではなく・・・笑)
そして、無駄のない動きで・・・
と、すべてにおいて効率優先で過ごしてきたけれど、
自分の年齢と、子供の成長、仕事でのステージ
いろいろなバランスが少しずつ変わりつつある今、
ちょっとだけ、今までと違った価値観で
また、自分なりのこだわりどころを追求したり、
とことん、何かに時間をかけてみたり・・・
とまた新たな視点で物事を見つめつつあります。
頭数は相変わらず揃わなくとも
今年は、例年よりもこの土鍋の出番が多くなりそうです。