10月のキッズクラスは
素朴な味わいのかぼちゃクッキーとかぼちゃのお汁粉を作りました
ここ最近は、講師のなつきちゃんに
レシピのセレクトとからレッスンの構成までの大枠を
考えてもらい、私は細かい部分の調整と確認をして
レッスン当日を迎えています
レッスン当日も私の役割は
子供と新人講師を見守ること
少し遠くの視点から全体を見ることで
また、新たな発見やアイデアなども出るので
この体制すごくいいのです
さてさて、
この週末は久々にレッスンをし、
子供たちと密に接しました
2年ほど通ってくれているので
色んな作業がとてもスムーズで
手つきは大人顔負けです
子供たちの大きな成長ぶりを感じたので
今回は、ちょっと高度なことにチャレンジです
白玉団子を練るときに水加減、
かぼちゃのお汁粉の水分量と濃度の調整
クッキー生地の粉を足すタイミング
など、完成系を見せたり
行程の理由を説明したりしたら、
自分たちで、量やタイミングを考えてもらいました
私は、横で次の作業の準備をしながら、
「思った結果とちがっても良いから、
まずは、自分たちで考えて、相談しながらやってごらん」
と、横目でちらちら見ていると、
(この、横目でちらちらも大事ですね~
任せた、という意思表示。じっと見られていると
視線が気になり、思う存分自分を出せない・・・)
少しずつ入れては、
「これくらいかなぁ・・・」
「お団子作ってみないとわからないよね」
「先生、いっきに入れない方がやりやすいって言ってたよ」
とかとか、
「こんなかなぁ~」
「でも、前食べたお汁粉は、もっとサラサラしてたよ」
とか
小声で話すところがまたかわいい(笑)
「どれ、ちょっと見せてみて」
と、白玉の固さやかぼちゃのお汁粉の濃度を見ると
すごくいい感じ!!
私の微調整は必要なく、
そのまま次の作業へ進みました
「これに、これを入れて、こうしてね」
と、作業工程や材料を教えて作るだけなら
教える方も教わる方も、とても簡単です
でも、自分たちで考えて、
自分たちで結論を出し、決めて、
そして、検証する
この、考え方を思考回路を一度身に着けると
今後、料理だけではなく、どんなシーンでだって
自分で考えて行動し、ダメなら検証してやり直す
が、きっとできるようになると思うのです
ちょっと危なく感じることも
しっかり説明をして、
手元に集中して
作業をしてもらえば全く問題はありません
例えば、
沸騰したお湯に丸めた白玉団子を入れるときは
「お鍋熱いから危ないよ」
ではなく、
「お団子は沸騰したお湯に入れてゆでないと
美味しくなりません。だから、お鍋の中は熱々です。
お団子入れるとき、何に注意したらいいと思う?」
と、聞いた後に、
お団子を入れる手の高さを見せました
熱いからと言って、
高い位置からお団子を投げるように入れると
その分、お湯がはねてかえって危ない
でも、熱くないギリギリのところまで手を近づけ
そっとお鍋にお団子を入れると
全くお湯は跳ねない。
でも、手を近づける距離は、
人によって、熱いの感じ方に差があるから
「自分が熱くないと思えるところからそっと入れる」
と、説明すると、
じーと考えて、
そーと手を近づけて
ここまでなら自分は大丈夫の位置を
探っていました
大人側からの
声のかけ方ひとつで、
子供たちの思考や行動は明らかに変わりますね~
ほんと、面白いように変わる
どんな言葉を選び
どのタイミングで
どのように話すか
これ、子供だけではなく
大人同士のコミュニケーションでも
とても大切ですよね
わかってはいるけれど
私もなかなかできなくて
まだまだだなぁ・・・と思いながら
でも、こんなことを思いながら
こうゆうことを大切にしながら、
キッズクラスも、大人のクラスのレッスンも
そして、自分の暮らしの中でも仕事でも
コミュニケーションをとっていけたらなぁ、
と思ったこの週末でした