季節感を大切にしたいなぁ、と仕事でもプライベートでもいつも思っています。
かれこれ、15年ほどになろうかというお茶のお稽古
器、部屋のしつらえ、床の間に飾る茶花、そして和菓子
ほんのちょっとだけ先取りして、季節を味わいます
桜のつぼみが膨らむころには、桜模様の抹茶茶わん、夏になるとお抹茶が温度が下がるように、朝顔形と言われる口の広い
浅めのお茶碗、真夏にはガラスのお茶道具も出てきます。
寒くなる2月ごろは、筒茶碗といって口が狭くて深さのあるお茶碗が、これはお抹茶が冷めないように。
四季のある日本だから、お茶の世界も、日常でも季節感が味わえる、と思っていました。
でもって、何となくのイメージだけで、洋菓子にはあまり季節が関係ないような気がしていました。
でもね、これってホント単なる思い込みだったなぁ~って、3月からお世話になっている
フランス伝統菓子の先生のケーキに出合って反省しています (笑)
イチゴの季節にはイチゴのケーキ、春先は柑橘系、フランスの季節行事に出てくる
ケーキ、例えばガレットデロワとかもあるし。チョコレート系はやっぱり寒い季節かな、、、
当たり前ですよね、自然の素材を使っているのだから旬がある。てことは季節感がある。
そんなことを思っていたら、今日はいつもいくお気に入りのコーヒーショップで
ルバーブのタルトが出ていました。
ルバーブも初夏から夏のもの。日本ではあまりなじみが無かった素材ですが
ここ数年で、すっかりメジャーになりましたね。
初めてパリに行った時に、カフェで食べたルバーブのタルトの味と大きさは忘れられません。。。
季節感のあるお菓子や料理を作って、食べて、、、
それだけで、なんて贅沢なんだろう、と思うのです。
特別なことは無くても、日々の暮らしを楽しむ術があると
毎日が楽しいものです