5年ほど続けている外国人旅行者への和食レッスン
今日はイギリスからのご夫婦とそのお友達、3名さま。
必ず作る、ちらし寿司と、今日は手毬寿司も入れて。
肉じゃがに、しょうが焼き、みそ汁。
デザートは、白玉団子とお抹茶です。
なかなか英会話が上達しない・・・
でも、不思議と料理の会話だけはできる。
材料と調理法の単語はすぐに覚えるのになぁ~~~
日常会話もままならないのに、料理の説明はカタコトながら
何とかできるから面白い。
そして、
毎回思うこと。
私は和食の作り方を教えるのではなく、
日本の食文化や伝統文化を伝えていきたいのだということ。
だから、料理の作り方も説明するけれど、
例えば、お寿司と言えば、にぎりやカリフォルニアロールしか知らない外国の方々に、にぎり寿司よりも歴史のある、お祝いごとや人が集まる時に作るちらし寿司を見せたいし、お抹茶は目の前で点てる。
味噌は地方によって種類が違うこと、なぜ飯台を使うのか、
日本の昔ながらの優れた調理道具についても説明を入れます。
で、思うのです。
これ、外国人の前に日本の若い世代にも伝えていかなきゃでしょ!
って。
圧力鍋もスキレットも使います。
フランス菓子もドイツパンも大好きです。
ル・クルーゼの鍋やゴムベラも使いやすくて好きだし
最近のお気に入りはドイツ製の超切れるスライサーだし・・・笑
それでもやっぱり、竹の平ざるや木ベラ、鉄瓶も飯台もおひつも
わっぱのお弁当箱も、普通に使い続けてます。
玄米も大好きだし、
キンピラごぼうやひじきの煮物食べるとほっとする。
白いご飯に梅干しの組み合わせ、
今が旬の秋刀魚の塩焼きには、大根おろしと醤油とカボスを絞って
あぁ~~日本人で良かったの瞬間。
でも、次の日は夫作のカルボナーラを絶賛して食べてる・・・
それが、今の時代の食生活であり、道具の使い方。
「こうあらねば」「こうあるべき」「こうするべき」
ではなく、
強くてしなやかで柔軟に。
無理なく自然に心地よく続けられる方法で・・・
こんな風に伝えていけるいいな。